そんな話を聞いてねえよというような話をしてみたいと思います。
私は肉じゃががとにかく大好きで、肉じゃがと聞くとそれだけでお腹が鳴ってしまうぐらいです。
肉じゃがをあてにしてお酒を飲むのもいいですし、白いご飯と一緒に食べれば1合なんてペロリと平らげてしまいます。
昔料理が得意だという友人から肉じゃがを作ってあげると言われてしっぽを振って家にお邪魔したことがあるのですが、その時に食べた肉じゃががとにかくべちゃべちゃでこの世のものとは思えないほど不味かったの覚えています。
料理が得意と言いながらこれほどまずい肉じゃがを出すなんてもはや嫌がらせなのではないかと思ってしまうくらいでしたが、めちゃくちゃの原因は男爵薯ではなくメークインを使っていたからでした。
メークインは水分量が多いのでどうしても肉じゃがなどにすると煮崩れしやすいですし、水分が多くなって肉じゃがにしたじゃがいも特有のほくほく感が消え失せてしまいます。
ほくほく感が消えてしまった肉じゃがほど美味しくないものはないので、その日はとにかくべちょべちょのメークインを急いでかき込んで帰りました。